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あらためて危機感を感じてしまった1日

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ネット上で
「あーこの人は出来そう!」
って言う人のブログを見つけたらRSSリーダーに登録して何かのきっかけを見つけたらそのタイミングで

「よかったら一度会いませんか?」

という新手のナンパスカウト活動をしているのですが、その活動も普段の自分の仕事に活かせないかなぁーと考えているのですが、その考えのベースにあるのが、今までのやリ方を今後も続けていった先に明るい未来があるとは思えないから。

幸か不幸か、会社の知名度とかでそれなりに人材獲得は出来ているし、色々と新しい試みもしているからそういう所では一定の成果というのは上がるのは事実だけど、従来のやり方を続けていったとしても、同じような種類の人しか獲得出来ないし、それでいいのかなーともの凄く疑問に思っていました。

それは心の奥底でなんとなーく考えていたことであって実際に深く意識することというのはそれほどなかったのかもしれないけど、この前の木曜日にhkhumanoidさんume3_さんnaka-3さんと自分の4名で飲んでいて、みんなの話を聴いているうちに、このままではまずいなぁーというのをものすごく感じてしまいました。

あいかわらずume3_の超絶なまとめがあったので関連しそうなことを引用すると
・コモディティ化した先に本来やりたいサービスがある
・OSに金を払わなくてサービスにお金を払いたい
・マイクロソフトがなくなるぜという暴論
という件がありますが、このあたりの話の根底にあるのが自分の危機感につながっているのかなぁ。

上記の話の前後で

・IT業界のこれまで活躍してきた会社(例:マイクロソフト)を二次産業
・これから来る(というかすでに勢い的に来ている)であろう会社(例:Google)を三次産業

という比喩で話があって、自分がいるような人材派遣とか人材紹介というのは、IT業界における二次産業の構造に組み込まれているんだけど、ここに属している会社群が今後も成長の余地があれば別に危機感を感じる必要はないけど、IT業界内で三次産業に属するGoogleのようなプレイヤーが登場してしまい、彼らが生み出すサービスの価値が、二次産業で生み出される商品やサービスの価値を相対的に薄いものにしようとしている中で、このままIT業界における二次産業への人材供給というのを主力とすることに将来があるかっていう話。

「だったら、そのIT業界における三次産業に対して人材派遣や人材紹介すればいいんじゃねー?」

という突っ込みもあると思うのですが、このIT業界における三次産業で活躍出来るほどの人材っていうのがとっても少なくそう簡単には見つからないんですよね...

だって二次産業である活躍出来る能力を持ちつつ、その現状に甘える事なくさらに付加価値となるものを提供出来ることを考える事が出来る人材なんってそう簡単に見つかる訳がないし。

ただそういう人材を見つけるというのがこれから”自分が登るべき大きな山”であり、目の前に明確な行動目標があるのは事実なのでまずはそういう大きな山に登るためにそういうIT業界における第三次産業で活躍出来る人材かどうか見極める事が出来るような目利きの能力をしっかりと磨いていこうと思います。

P.S.
金曜日くらいからずっと考えていて中々考えがまとまらず今日やっとまとめおわってちょっとスッキリした
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by h5y1m141 | 2009-08-09 16:37

気分転換兼ねてタクシー王子、東京を往くを読む

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しばらく忙しかったのもあって先週と今週はあまり働かない週間と決めていて、昨日は、となりの駅まで電車に乗って、90分の遅めのスピードのジョギングしながら、途中でみかけたお花を撮ったり、あとはがっちりマンデー!で以前出演されていた、タクシー王子こと、川鍋一朗さんが書かれたタクシー王子、東京を往く。―日本交通・三代目若社長「新人ドライバー日誌」をちょっと気分転換に読んでました。

内容自体は、タイトルからおおよそ想像がつくかと思いますが、川鍋さんが社長に就任されて、それまでの借金の返済の目処がある程度たったころに、今後の30年先という長期ビジョンを考えた場合に、現場を一度しっかりと経験して、そこから感じ取った事実をベースに、今後を考える材料にしたいということで、実際に、1ヶ月タクシードライバーとして勤務した時のまとめで、割とすぐに読めます。

読み終えて、川鍋さんがすごいなぁと思ったのは

1.事実を学ぶために、実際に体験してしまう
2.他人からの批評に対して受け入れる柔軟性
3.自分が何が出来ないかをきちんと認識している

っていう感じでしょうか。

1.に関しては、社長就任前につとめていた超有名なコンサルティングファームで学んだらしいのですが、現場からあがってくる報告の裏に潜んでいる問題であったり、自分が当事者として体験する事から見える課題を、きちんと理解しようとする姿勢と、それを実行する意志の強さを本書からはとても強く感じます。

もしかしたら、ある種のパフォーマンスなのかもしれず、実際本書でも、現場の人から、

「また社長のパフォーマンスが始まったよ」

という声もあったらしいですが、上記2.にあげたこういう他人からの批評についてもまずは耳を傾けようとする懐の深さと、柔軟性のような所は、ちょっと自分には真似出来ない。

この2つ以上に、自分が一番感心したのが、3.の自分が何が出来ていないかを理解している所で、前職のコンサル時代にも、正直川鍋社長自身、決して有能なコンサルタントではなかったそうですが、彼自身が出来る最大限の強みを活かして、とにかく出来る限りのことはやってきたそうです。

また、タクシードライバーとして奮闘している時にも、都内の入り組んだ道路を理解していないため、道に不案内(*)であり、お客様に迷惑がかかるということをきちんとわきまえて、正直にお客様にその旨を伝えて対応していたそうで、こういう知らない事って年齢を重ねたり、それなりの地位になると、なかなか聞けなかったりすると思うけど、川鍋社長は、自分が出来ない事は素直に口に出し、その上で、その時点で出来る最大限のことを考えて、実行することにかけてはズバ抜けているように感じます。

川鍋社長の人柄は、松岡修造さんとか、アルピニストの野口健さんなんかと通じそうな気がしていて、こういう人達のキャラクターは個人的に嫌ではないし、意外と年齢も近い人達だからこういう人にはがんばって欲しいかなぁと思います

(*) とあるお客さんに、「道知らないんだったら、じゃーいいよ」と降りられたこともあったそうです。


タクシー王子、東京を往く。―日本交通・三代目若社長「新人ドライバー日誌」
川鍋 一朗
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5 ブログを本にしてみました的
5 ビジネス書じゃなくてブログです
1 期待外れ
5 経営学の本でなく東京ガイドとしてドウゾ
5 現役のタクシー運転手です

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by h5y1m141 | 2008-10-20 22:37 | 読書メモ

まず行動を起こすということの大切さ ー 中田選手とルームトゥリードの本から学んだこと

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ちょっと前にですが、マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になったという本を読み終えた頃とほぼ同じタイミングで、中田選手が主催されたサッカーのチャリティーマッチでちょっと感じたことがありました。

まず、中田選手のチャリティーマッチに関連した前置きを少し書くと、おいしいコーヒーの真実という映画で、教育を受けたくても学校がないために、子供を学校に行かせられず、このあたりが貧困問題の根底にあるというメッセージを受けたように感じました。

正直、日本にいると、学校がないということ自体、はっきりいって想像できませんが、現実にそういう国があるのは事実だし、この前の中田選手のチャリティーマッチも彼が世界を旅して、現地で感じた"何か"にたいする1つの解決策として彼自身が、いまできる行動をとった形があういう試合開催につながったのかなと。

話が変わって、マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になったで、こんな一文がありました。

『真の起業家は、どのようにすればいいのかまったくわかっていなくても、新しい製品やサービスを世界に向けて堂々と発表する。とにかく前に進むのだ。

マイクロソフトでは出会えなかった天職 P.239より』


たまたま訪れた国で、満足な本もない状況で満足な教育を受けられていないという現実を目の当たりにした、この本の著者のジョンウッドさんが、その時に感じた、自分の使命のようなものに導かれるようにマイクロソフトを辞めて、詳しい計画はないけれど、あれこれ考えをめぐらせていれば、世の中は待ってくれないということも事実としてある状況で、自分がやるべきことを大胆に宣言をしてしまい目的達成のために『走りながら考える』ということを実践した結果、現状を変えてきたその行動力のすごさ。

本書で、『いまの自分以外になろうと望まず、完璧な自分であるように努めなさい。』という聖フランシスコ・サレジオの言葉が引用されていましたが、この本の著者であるジョン ウッドさんも、中田選手も2人ともこういう意思が根底にあったのかなぁと思います。

マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった
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by h5y1m141 | 2008-06-21 09:45 | 読書メモ

今日のネタ帳

スワンボート
いつか書かないとと思いつつ、手がついてなかった、新聞記事で気になった内容をいくつか。

■5/14付け日経夕刊記事より
小田急で、朝と夕方に指定席の列車を運行することになって、割り増し運賃があるにもかかわらず、ほぼ満席とのこと。

到着するまでの速さとか、運賃だけで競争するのではなく、こういう利用者の隠れたニーズをうまく束ねることで、違ったビジネスが展開できるかも

■5/17付けの土曜日の朝刊記事より
早稲田の社会学部が夜間から昼間部に生まれ変わるそうで、その背景にあるのが勤労学生の減少により、この学部が不人気になっているらしい。

ただこの記事には続きがあり、”もう一度学びなおしたい、資格の勉強をしたいという社会人も少なくない”という趣旨で最後まとめられていたが、上記の小田急の指定席の列車運行で書いたような、隠れたニーズを拾えば、夜間部のままで違った形で継続できたのかなぁとも思った。

■5/9付けの日経夕刊記事より
クレーマー増加しているが、必ずしも最初からクレーまーであるということではないようで、最初の対応のまずさが、「クレーマー」を育てているのではという趣旨のことが書かれていたのですが、この背景には、対応側が、最初の声をうまく聞き入れることができず、相手からするとこれがストレスの元になり、それが積もり積もって爆発ということもあるみたい
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by h5y1m141 | 2008-05-30 19:49

裏で"仕事"をする人が支える駅弁大会

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30年以上も前から京王百貨店で開催されている駅弁大会ですが、これを楽しみにしている駅弁ファンだけではなく、この催事のために、かなり熱を入れて取り組む駅弁を作る業者の方、そして主催をする京王百貨店と、毎年2週間という限られた期間の中でこれらプレーヤーがくりひろげるという意味で、駅弁の甲子園という表現はなかなか的を得ているなぁと、駅弁大会 (光文社新書)という本を読んで感じました。

この駅弁大会は、毎回かなり趣向をこらしており、タイにココナッツミルクで煮たイカメシを駅弁として販売するが地域があるという情報を聞きつけて、実際に現地に行って確認をして、そのレシピを再現して、海外の駅弁として販売したり、またある時は廃線になった路線の駅の駅弁を参加させたりとその企画力もですが、実際にこういう企画モノを実際にきちんと運営するのが個人的にはとても難しく、重要だと思っています。

そういう部分でも、京王百貨店の運営チームの努力はなかなかのものですし、こういう舞台裏に必ずといっていいほど存在しそうな名脇役といえそうな業者の方が一番印象に残ったのでちょっとだけ紹介しておきます。

1人目は駅弁大会に参加している業者に対して、ごはんを納品する中央炊飯株式会社の社長の福島さんという方。

この方は期間中会場にいて、それぞれの業者の売れ行き具合を見ながら、ご飯の納品のタイミングを計ったりするのすが、この社長のすごいのは、まず必ず参加する業者の所を訪問して、お弁当を試食して、お米の配合を確認するそうですが、なぜそんなことをするかというと
お米屋さんからのデータをそのままおっしゃる方もありますが、各社ブレンドが微妙に違いますので、やはり実際に食べてみないと本当のところはわかりません。
ときには先方から貰ったデータとはまったく違った配合で、結果的に同じ味を出す、ということもあるという。

駅弁大会 P.116より
とのことで、こういう所がプロっぽいなぁーと、思ったのと、開催時期が1月頃ということもあって、その時期に雪が降ったことがあったそうですが、
「ウチは必ず届ける、ということでやってますから。どんなとをしてもとにかくご飯は切らしません」

駅弁大会 P.116より
ということで、ご飯づくりだけではなく、輸送の部分にいたるまでの意識の高さが、かなりプロフェッショナルな感じがします。

もう1人は、京王百貨店の食品衛生管理畑を一筋に歩き駅弁大会も第一回から見守ってきた内田駿一さんという方で、
人間の力が少しも進んでいない。むしろ機械や技術の進歩によって、人間力が相対的に落ちている。日本の職人さんたちが伝統的に培ってきた、清潔や整頓を大切にする文化が次第に失われてきえいるのです。これは大きな問題です
という警鐘を鳴らしており、憎まれ役を買って出て、しっかりと"睨み"を効かしているから、食中毒のような事故が起きてないのかなぁという気がします。

お客さんから見える所でもちろん、様々な役割のひとが、自分達の仕事をしていると思いますが、裏で"仕事"をする人がしっかりと支えているからこそ、何十年もこの大会を続けることが出来ているんでしょうね。
駅弁大会 (光文社新書)
京王百貨店駅弁チーム
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5 立派なドキュメンタリー

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by h5y1m141 | 2008-05-18 18:57 | 読書メモ

『フラガール』を支えた映画ファンドのスゴい仕組み

結婚する前は、うちの奥さんとデートで映画を見に行くということはほとんどなかったのですが、このまえもいのちの食べかたを見てきたように、最近は見る機会も増えてきました。

見ていて、たまに思うのが、映画ってそもそも儲かっているのかなぁーという素朴な疑問があって、そんな自分の疑問について、ある程度答えてくれそうな『フラガール』を支えた映画ファンドのスゴい仕組みという本を読みました。

■そもそも映画っていったいどの程度の割合でヒットするの?

映画そのものは必ずヒットするものではなく5本上映したら

1本:大ヒット
2本:収支トントン
2本:赤字

という勝率になり、”水もの”であるというのはあるそうですが、1本大ヒットすれば、残りの4本分をカバーできるくらいの収益が見込まれるそうなので、プラスマイナスの触れ幅の大きい(ハイリスク/ハイリターン)なもののようです。

■映画ってあまり儲からない?

ここを読み解くのに2つのことがキーになりそうです。

1.制作委員会方式の課題
2.PA費の存在


1つめの制作委員会方式について簡単に説明すると、制作→配給→興行→コンテンツ二次利用という流れのどこかで制作会社、テレビ局、広告代理店などが自分たちが得意とする領域でのみ出資し、複数の事業者が集うことでリスク分散をはかりながら、収益を得ようとするモデルらしいです。

ちょっと見た感じでは、良さそうですが、これの問題点として

- いわゆる業界関係者のみが参加しているために、制作予算が少ない(多くて10億程度。ちなみにハリウッドの場合には数十億から多いと100億規模があつまる)
- 従来では考えられなかったようなビジネスモデル(例えばでいうと、インターネットによる映像配信とか)が世の中に出た場合に、利権調整が難しく、新しい事業への展開に参入できず、機会損失を招いてしまう。
というのがあるそうです。

もう1つのPA費というのは、Printing & Advertising Expenseの略で、プロモーション費のことを指すそうでうすが、かつては、公開後にヒットした場合に、そのヒットの度合いに応じてPA費を増やしてしまい、結果的に収支をきちんと管理できなかったというのがあったそうで、いってみれば営業売り上げは良いけど、営業利益率の悪い会社のようなものですね。

こんな状況を
自分は金融とモノづくりの橋渡しをする通訳のような仕事をしていると認識している
フラガールを支えた映画ファンド P.163より
という金融が専門家である著者の方が映画ファンドというものを立ち上げることで、ハイリスク/ハイリターンな状況からミドルリスク/ミドルリターンくらいにおさえようとしたそうです。

映画自体のヒットの予測は難しいけれど、その収益構造を外部の人間が入って適切な評価をしながらうまくコントロールすることでビジネスとしてうまく成り立たせるという部分については、少なからず参考になりそうな感じがしました。
『フラガール』を支えた映画ファンドのスゴい仕組み (角川SSC新書 (008))
岩崎 明彦
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4 映画ファンドの仕組みが理解できます
5 これならハリウッドに勝てる!(かも) 日本のコンテンツビジネスは金融で飛躍できる
5 映画ファンだけではなく、ビジネスマンも興味をもつ作品です。

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by h5y1m141 | 2008-04-07 20:20 | 読書メモ

リコール学の法則

起業不祥事が出る度に、ちょっと過度に騒ぎ過ぎなんじゃないかなぁと、個人的には思っているのですが、失敗学で有名な畑村さんが書かれたリコール学の法則でこんなことが書かれていました。
人身事故が起こるような危険性のある工業製品のリコールと、賞味期限切れのものを売ったという類の食品リコールが同列で扱われるのはおかしいし、そうした社会は不健全だと、私は考えている。
こうした傾向は、世の中全体が形式主義に流れているということにほかならない。形式主義の上に乗っかりそこから少しでも外れたものをヒステリックに批判することに終始するのは、天に唾するようなもの。やがては、その形式主義は翻って自分の首を絞めることになる。
リコール学の法則 P.118より


このリコール学では、リコールは決して悪ではなく、責任追及をするのではなく、同じ過ちを繰り返さず次の技術革新につなげることが大切であると説かれています。

リコールの仕組みが整っている自動車業界については、日本とアメリカとではそれぞれの国においての車との関わり方の違いがあるとはいえ、アメリカではリコールによって品質が良くなり、ユーザから信頼が得られるというポジティブな捉え方がされているそうですし、”人間のミスの見本市”と本書で書かれていた自動車の生産現場の教訓を他の業界でも十分に活かせるようにも感じられました。

事実、

・毎日繰り返される人手作業
・回数が多い
・作業密度が濃い

という病院での事故の多い作業というのは、本質的に生産現場でのそれと共通するものということが書かれているし、これは病院に限らず、自分の今の仕事であるサービス業でも、同様のことが起こるように思っています。

ページ数をメモし忘れたのですが、メーカーとユーザとそれぞれの言い分をちゃんとお互いにぶつけることが大切というようなことが書かれていたのですが、インターネットの登場やブログの定着により、ユーザ側からのポジティブ/ネガティブなフィードバックが得られやすくなっていると思いますが、失敗があったとしても、ありきたりだけど、こういうフィードバックをきちんと組織内部に取り込み、教訓として次に活かす姿勢が大切なんだと改めてこの本を読んで思いました。
リコール学の法則
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文藝春秋 (2008/01)
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5 リコールされた車は高いか、安いか

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by h5y1m141 | 2008-03-02 22:07 | 読書メモ

自転車とネットをさらに楽しくするアイデア

自転車をネットで楽しく SNSに一発接続の自転車メーター、ブリヂストンが発売 - ITmedia News


上記ニュースを読んでこのサービスってNike+を意識したのかなというのが第一印象だったのですが、正直あまり魅力を感じないサービスかなぁ。

上記ニュースの本文に
SNSのユーザー同士で友達登録をして競い合ったり、目標走行距離を個人やコミュニティーで設定して「みんなで地球1周を目指す」といった使い方も可能。
とあったのですが、最近はちょっとご無沙汰ですが、私は以前は、単に電車の中のゴミゴミしたのがイヤだったというのもあって、往復20-30kmくらいの距離は自転車を使って移動していたから、その時の感覚を思い出すと、自転車の場合にには、走った距離以上にどういう所を走って、そこの風景だったり、たまたま見つけたお店といったようなものが共有できるのが、楽しいと思うんだけどなぁ。

そういう意味では、単なるメーターではなくって、プラスαの機能として

・GPS
・(画像が多少あらくってもいいから)カメラ

が搭載されているようなハードウェアがあって、それをPCと簡単に連携できて、サイクリングした時のコースやその途中の風景が自動的に記録されていて、そういう情報があとあと共有できるサービスなんていうのがあっても面白いんじゃないかなぁ。

まぁ勝手な妄想なので、こんなサービスは出来ないだろうけどね。
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by h5y1m141 | 2008-02-29 23:31

牛丼一杯の儲けは9円―「利益」と「仕入れ」の仁義なき経済学

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最近、チョコレートの真実という中々読み応えがある本を読んでいて、ちょっと口直しというか、軽いのが読みたくなったのもあり、タイトルに引かれて牛丼一杯の儲けは9円―「利益」と「仕入れ」の仁義なき経済学買って読みました。

今の時代に、”対前年度売上120%”みたいな一見すると景気の良さそうなことをうたっている会社があったとしても

・仕入れコストが実は高くついていないか?
・仕入れコストは変わっていなくても、飲食店のような場合だと商品を提供するまでの時間や、商品を片付ける部分までも含めた、全体のオペレーションコストが煩雑だったりして、時間のロスをしていないか?

という観点で見ると、粗利の割りに営業利益や経常利益はたいしたことがないという会社もあると思うし、そういう会社の人にとって

「そもそも儲かるというのはどういうこと」

ということについて著者の本業であるバイヤーという視点から、ある種の問題提起をしているのが本書のポイントかと思います。

バイヤーという人の感覚が伺い知れた本なのですが、自分の仕事はある側面では、バイヤー的な感覚が必要だと前から感じており、
売り買いは知的ゲームです。失敗するも成功するも、ゲームをどれだけ把握しているかにかかっています。商品を知らないのは、ルールすら知らないようなものなのです。

牛丼一杯の儲けは9円 P.137より
という箇所は、自分も似たようなことを考えていたので共感できました。

というのも、いまの自分の仕事って、求職者の信頼をどれだけ得られるかがまずは大切であり、そのために、上記引用箇所でいう所の”商品”に該当するのが、”業界知識”であったり”ITに関する知識”ですが、これらを知らないというのはルールを知らないと等しいことかなぁと思っているからです。

ルールをまずは知った上で、その上で
交渉の最後では、あえて引いて、相手に考える時間を与える

牛丼一杯の儲けは9円 P.132より
のような多少駆け引き的なことも、意図しているわけでないですが、結構普段からやってしまっていて、逆にこちらとしては相手のことを考えての結果として、上記のようなあえて引くという行動をしたほうが、結果的にはプラスになることが多いと思います。

そうそう、肝心のこの本のタイトルにある牛丼の儲けだったり、(たぶんドトールのような)カフェのコーヒーの儲けの構造についてもあれこれ書かれていて、雑学満載でそういう好奇心も満たしてくれるので、お得感があって、比較的カジュアルに読めてオススメですよ。

牛丼一杯の儲けは9円―「利益」と「仕入れ」の仁義なき経済学 (幻冬舎新書 さ 5-1)
坂口 孝則
幻冬舎 (2008/01)
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おすすめ度の平均: 5.0
5 娘に読ませます
5 タイトルに惹かれました〜
5 女性が読んでおきたい書

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by h5y1m141 | 2008-02-06 23:03 | 読書メモ

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

単なる知識だけを豊富に持っていたとしても、そもそも答えが存在するかどうかわからないというような出来事に今の時代には出くわすことがあるかと思います。

例えば、地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」でも出てきた質問で、

・日本全国に電柱は何本あるか?
※制限時間3分、電卓/PCなどは使用不可、一切の情報の参照不可

というもので、実際自分も本書を読みながら

- 核家族化などで、一世帯辺り人数が少なくなっているので、その点を考慮して3名は住んでいる
- 日本全国民は1億2千万人として、だいたい4000世帯が日本に存在する
- 発電所1つにつき、何世帯の電源を供給できるかを推定

という感じので考えていたら、3分になってしまって、時間内に答えは出せませんでした。(*)

こういった雲を掴むような問題について、何らかの推定のロジックを自分で考えて、短時間でザックリとでいいから答えを出すことをフェルミ推定というそうで、ノーベル物理学者のエンリコ・フェルミさんが、物理量の推定に関して学生にこのような課題を与えていたことからこのような名前が名付けられたそうです。

※ちなみに、フェルミ推定で一番有名なのは、「シカゴにピアノ調律師は何人いるか?」だと思うので、もしかしたらこの質問を知っている人はいるかもしれませんね。

本書での主要なポイントは、このフェルミ推定をタイトルである地頭力と定義しており、この地頭力が大切であるということを説いているのですが、その根拠として、単なる情報としての知識を保有していても、検索エンジンで調べれば得られやすくなっている時代においてはそれほど価値が高くなく、そういう情報を活用して
「自らの考える力」で常に環境に適応しながら次々と新しい知識を生み出していくことができる。

地頭力を鍛える P.35より
という点だと感じました。

もうちょっと短く言うと、単なる情報(Information)それ自体には価値が少なくなり、複数の情報を元にして、違った側面を見いだす能力(Intelligence)が大切で、このIntelligenceの考えは前に読んだ、軍事系の本(江畑さんのやつ)や、元外務省の佐藤優さんあたりが指摘している考えだったり、地頭力に近いことは、本書の著者以外にも、例えば、Life is beatifulさんのネットの時代には「知識量・記憶力」よりは「適応力・応用力」の方がずっと大切というエントリなどでも指摘されているので、不偏的なことの1つかなぁと思っています。

著書の方は、結論から考える仮説思考、全体から考えるフレームワーク思考、単純に考える抽象化思考の3つが地頭力の本質であると述べており、地頭力自体は、訓練によって鍛えることができるそうなので、仕事の能率がイマイチ悪いと感じていたり、プレゼンが上手くいかないと感じている人には、何かのヒントが得られるかもしれないですね。

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」
細谷 功
東洋経済新報社 (2007/12/07)
売り上げランキング: 3
おすすめ度の平均: 4.0
4 地頭力とは?
5 地頭力
3 What?を知る人から、Why?を楽しむ人になるために


この本に関連して、以下もオススメかも。
ビル・ゲイツの面接試験―富士山をどう動かしますか?
仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法

(*)本書でのアプローチは「日本の国土面積当たりの電柱本数を、市街地と郊外に分けて算出する」として、これを細分化して
日本の国土面積を算出
市街地と郊外との電柱の配置率を想定
市街地と郊外の比率を想定
それぞれの1平方km当たりの本数を算出
というようにしていました。ちなみに答えは本書のP.55に記載があり、電力会社とNTTから数字がでており、約3300万本とのこと。
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by h5y1m141 | 2008-01-09 23:04 | 読書メモ