考えさせなくするメディアの影響力

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全部読み終えなかったけど、はじめてノーム・チョムスキーの本を読んで感じたのは、彼の目線だとアメリカ国民は一部のエリートっぽい階級のひとがある程度言論を牛耳っているらしく、ニューヨークタイムズやCBSというメディアが

「いまは、これこれこういう所が問題では」

と世の中の動きというか世論の主流になる話題を設定し、それに追随するかのように地方局が報道をするという構図になっているそうです。

その背景にあるのが

自分で独自に考えて異議を申し立てる人を厄介者扱いして除外するさまざまなシステムが完備されているからだ。大学を出た者ならわかるだろうが、この国の教育システムは根本的に順応性と服従に報償をあたえるようにできている。
メディアとプロバガンダ P.27より
という所なのかなと。

この引用箇所だけ見ると、日本では、ニューヨークタイムズやCBSのようなメディアの存在はないとはいえ、それと同じような位置づけでワイドショー(みのさんとか)の影響力は一部の人に対しては絶大だろうし、そういう影響を受けている人は、上記引用した、「自分で独自に考えて」というのが機能しなくなっているんじゃないかなぁ。

今まで主流とされていたTV以外にもインターネットという新しいメディアも登場し、しかもネットは日々とっても便利なサービスが登場し、考えなくても、どんどん面白いものが入ってくるというのは、個人的にとっても怖いなぁーと感じ始めていて、あえてそういう所から多少は距離を取ろうという意思はちょっとだけあって、この辺りのバランスをどう取るかはなかなか難しい。。

メディアとプロパガンダ
ノーム・チョムスキー
青土社
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by h5y1m141 | 2008-08-13 05:15 | 読書メモ
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