仁志選手の野球観が知れる本を読みました

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仁志選手=ストレートにモノを言い、やんちゃな選手というマスコミの報道からのイメージがあって、その仁志選手が「プロフェッショナル」というタイトルの本を書かれていて、そのイメージと実際の彼とは違うのかなぁと思って読みましたが、やはり実際の仁志選手は本書から感じる限りでは、マスコミの報道から伝わるイメージとは異なるけれど、なんというか、不器用な所があって少し損をしてしまっているのかなぁーというのがこの本を読み終わった感想。

ただ、そういう部分をあれこれ書くのは、個人的にあまり好きではないのと、他に興味深い所があったので、そっちを中心にまとめます。

まず、少し意外だったのが、仁志選手自身、守備が上手という意識を持っていなかったということ。

普段、私はそんなに野球は見てないけど、スポーツニュースなんかで結果のハイライトは見たりするので、どういう選手がいて、どれくらい活躍しているかくらいはおおよそは知っていて、仁志選手が守備が下手という認識を持っているのが正直びっくり。事実、過去数年にわたって守備の上手な選手が受賞するゴールデングラブを取っているくらいだから、多少謙遜気味に書いているのかもしれませんが、そういう自分を客観視しながらも卑屈にならずに、自分自身に何が出来るのかを常に考え、
セカンドというポジションは、ある意味コーチが作り出す(P.55より)
と書かれているように、コーチとの二人三脚によって決して体格にも運動能力にも恵まれていないと彼自身が本書で書かれていますが、そんな彼がプロで長い間活躍できた要因なのかと思います。

考えるという部分で、1つ興味深いことをあげておくと、仁志選手が、守備において

「投げるために捕る」

というニュアンスのことを本書で語っているように、イメージした体の動きの中で、本質となる部分について的確に言語化できているあたり、彼がいかに日々考えているのかが知れるように思います。

個人的にスポーツ選手の考えはビジネスの場面で使えることが多いと思っているのと、単純にこういうジャンルの本が好きで読んでいるけど、この本に関しては、ビジネスマンよりも、野球をしている小さいお子さんを持っているお父さんだったり、少年野球の指導をしている監督のような人に何か考えのヒントになることがあると思うので、そういう人にオススメかもね。

プロフェッショナル (祥伝社新書 107) (祥伝社新書 107)
仁志 敏久
祥伝社
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おすすめ度の平均: 4.0
4 甦った野球エリートが綴る栄光と挫折の記録、そして経験に裏づけられた技術論
3 野球選手が考えていること

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by h5y1m141 | 2008-06-17 10:49 | 読書メモ
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