頭脳勝負―将棋の世界

前から将棋には興味があって、駒の動かし方はなんとなくは知っていたけど、その肝心の駒をどのように動かすのがよいかという戦術的な部分についてまずは概要だけでも知りたいなぁーと思っていて、なんとなく気になった頭脳勝負―将棋の世界 (ちくま新書 688)という本を読みました。

サッカーのフォーメーションに流行りがあるように、将棋の戦術にも流行りがあるという感じで解説したり、あと面白いなぁと思ったのが、駒の価値を点数化して考えているらしく、桂が5点で銀が7点そして、”と金”は、元々は歩なので仮に相手に取られても大した影響がない、一方で、使い勝手がよいということで10点みたいな感覚で指していたりと、棋士の方がどのような考えで将棋を指しているのかなんとなくですが、垣間見えた感じがします。

著者の方は20代の若手の方で、若い頃からインターネットに慣れ親しんでいる影響なのかご自身のブログも持たれているからか、本書は比較的読みやすく、著者の方も将棋ファンを結構大切にしているんだなぁーというのがなんとなく感じられました。

というのも、ある取材で、ブログで対局前に自分がどう過ごしていたのかというような手の内をあかすような書いて勝負に影響しないのかということを聞かれた際に
自分のブログによってますます将棋が好きになる人、あるいは将棋に興味を持ってくれる人がいるというメリットのほうが大きいと思っています。
頭脳勝負 P.87より
と書かれている辺り、プロの棋士として、勝負に勝つというのはもちろん、その勝負を楽しんでいるファンがいるというのをどこか意識されているというのが感じらたからです。

自分のようになんとなく将棋に興味をもっていた人間で、もう少し将棋の世界について知ってみたいという人にはオススメかも。

頭脳勝負―将棋の世界 (ちくま新書 688)
渡辺 明
筑摩書房 (2007/11)
売り上げランキング: 13103
おすすめ度の平均: 4.0
3 題名に合った「頭脳勝負」の本にして欲しかった
4 半日で読みきりました。
4 どの層が読んでも楽しめる稀有な将棋本

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by h5y1m141 | 2008-01-29 10:57 | 読書メモ
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