影響力の武器[第二版]

人間が社会生活をする上で、毎回自分で積極的に考えて、

「この場面ではこうするべきかも」

といちいち考えていたら、正直大変であり
実際、人間の行動の多くは自動的、紋切り型のものです。なぜなら、たいていの場合、それが最も効率的な行動の形態であり、また、場合によってはそうすることが必要でさえあるからです。

影響力の武器 P.12より
と書かれているように、無意識に取る行動は、ある種合理的のようです。

このように自動的に行ってしまう行動というのが人間にはいくつかあるそうで、この影響力の武器[第二版]いう本は、アメリカの心理学者の研究成果をまとめた本で、自動的な行動の裏に隠されたいくつかの法則性について実際の実験結果やこの本を読んだ人読者からの手紙での実際の体験談などを交えた構成になっており、かなり分厚い本(400ページ超)で読み応えがある本ですが、購入して正解でした!

本書で書かれているテクニックに該当することを使っている人と、今日話す機会があったので、本書で書かれている事例と照らし合わせてみます。

<状況>
・あるトレーニングジムの無料体験レッスンに参加。
・現在、キャンペーン期間で今だと、入会金は無料で、月会費も割引になりますよという勧誘を受ける。さらにキャンペーン期間対象者は、先着順となっており、先ほど1名申し込んだので、残り4名

<解説>
最初の無料体験レッスンは、どんな所でも見かけると思いますが、人間が何か恩恵を受けると、何か借りができたように感じてしまうという返報性のルールにあたります。

その次のキャンペーン期間を実施しており、残りがあとわずかという部分については、
手に入りにくくなるとその機会がより貴重なものに思えてくる

影響力の武器 P.379より
という希少性のルールにあたります。

特に後者については、洋服を買いに行って、いま店頭に出ている分が最後ですというようなトークを聞くと思うのでよくあることだと思うので、これは結構王道かなぁと思います。

ちなみに、このトレーニングジムには申し込まなかったのですが、理由はそのお話をした人が、致命的なミスを、最後の勧誘のトーク中にしてしまっていていて、希少性のルールが成り立たないことに途中で気づいたからというのが理由なのですが、トレーニング自体の効果を感じられたのは事実なので、例えば家or会社から近い所にオープンしたら、お値段高いけど、その価値があるというのは事実なので、そうなったら申し込もうかなぁ。

影響力の武器[第二版]
影響力の武器[第二版]
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ロバート・B・チャルディーニ 社会行動研究会
誠信書房 (2007/09/14)
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5 思わずどきっとしました
5 名著「影響力の武器」の邦訳第2版。さらに内容が充実しており、一読をお薦めします。
5 マインドコントロール関係の必読書。

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by h5y1m141 | 2008-01-17 20:40 | 読書メモ
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