イノベーションの作法

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市場分析をしたにも関わらず失敗してしまい、さらに分析を進めて...という状況に陥りがちな「分析至上主義」ということに対して、最近流行りの言葉のイノベーションを生むためにはどのようにすればよいのかというのを、実際の企業の実例を引き合いにしてという感じが全体的に貫かれているなぁと感じたのと、内容的にシャドーワークにも通じる所が多いイノベーションの作法―リーダーに学ぶ革新の人間学という本でいくつか気になった箇所を。

問題意識を持っていれば、何気ない光景が情報として引っかかる。目で見るのではなく、心の中の問題意識でものを見る。(P.206より)
直観力を得るために四六時中問題意識を持ち、こうすれば良くなるのではとか、こんなやり方もあるかもという仮説を持ち現場に立つことでロードスターを生み出したマツダの平井さんという方の例があったのですが、こういう意識を持ちつづけたことこそ、人には見えない本質が見えたわけで、逆に言えばこういう意識がなくなんとなくいわれるがまま漫然と仕事をこなしているだけではこういう直観というのは養われるように感じました。

人脈を活かせる人間は、こういう働きかけをすれば、相手はこう応えてくれるという”人の本質”がわかる。(P.106より)
何か新しいことを生み出す際には、必ずしも自分の想いだけでは成り立たず、必要な人の協力を得ないと前に進まないことがあると思いますが、本書にでてくる成功した人達に共通している所の1つに、こういう能力があるように感じます。

とはいえ、相手に対してないかをお願いしてという場合に、必要と思われるのが
互いに切磋琢磨してアイデアを出し合う関係を築く。それには人間的な魅力もなくてはダメだと、内面を高めるため空手の道場に通い始めたのもこのころです。(P.158より)
とKDDIでインフォバーのデザインに関わった小牟田さんが書かれているのですが、これなんか自分が志していることに近い言葉だなぁー

個人的には、シャドーワーク―知識創造を促す組織戦略を先に読んでしまっていたこともあり、目新しいと感じることが少なかったですが、実際の実例別に章立ててあるので、比較的読みやすい構成なので、シャドーワークを読んでない人にはオススメかもしれませんね。
イノベーションの作法―リーダーに学ぶ革新の人間学
野中 郁次郎 勝見 明
日本経済新聞出版社 (2007/01)
売り上げランキング: 82549
おすすめ度の平均: 4.0
5 実証し実感し成長できた。
2 新しい‘学’といえるのかどうか
5 こんな人と仕事がしたい

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by h5y1m141 | 2007-11-01 20:50 | 読書メモ
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