コラボレーション!―SFCという「融合の現場」

コラボレーション!―SFCという「融合の現場」という本を読みましたが、これ読み終えて、こういう大学で何かまた勉強し直したいなぁとちょっと感じてしまいました。

この本を読んでいて、SFCは何か今までにないモノを発想することができる人があつまっている感じたのですが、それっていうのも
技術イノベーションを志向する技術者と、社会を変えたいという志をもつ社会イノベーターとの間に、かなりのギャップが生じるのが常である。
〜中略〜
このCOEのグループでは、自分たちの技術を「社会的応用の場面で便利に使ってもらってなんぼ」だと心得ている技術志向の研究者と、「使えるものは、どんどん、使おう、分からなければ、どんどん分かる人に聞こう」と心得ている社会分野の研究者から構成されているからである。(P.136より)
というのが根底にあって技術者と社会分野の研究者とがお互いをうまく使い合おうとする姿勢があるからこういう発想ができるんでしょうね。

で、実際に色々な事例があったのですが、その中でも興味深いのを2つ取り上げてみました。

■事例1
走路上の様々な対象(例えば、白線とか標識)をDB化しておき、走行しながらCCDカメラで検出した対象とそのDBとの情報を照合することで車両の位置情報を獲得することで、車に膨大なセンサーを搭載して、前後左右の車や障害物との距離を測るといようなことをしなくても自動制御できることが実験車両で実現しているそうです。

子どもの時(というか今でもたまに思うけど)に、自動的に目的地まで運転してくれるような車があったらなぁと思うのですが、こういう研究が進むことで実現可能になるかもしれないですね。

■事例2
e-learning系の事例でちょっと変わった視点で、なるほどなぁーって思ったのが、学生の英語教育にあるビデオシステムを使ったそうですが、まず生徒がこのシステムを使って発表をしてそれを先生に送ってみてもらい、先生はこのビデオを見て、添削を行います。

そんときに、添削を行う先生の様子もビデオに撮っておくことで、生徒が発表した内容を先生がどのように感じているのかという表情も伝えることが出来きるため、言葉+表情によって先生がそのレポートについてどのように評価しているのが伝わりやすい上に、お互いの時間も有効活用できるという意味で面白いかも。


コラボレーション!―SFCという「融合の現場」
徳田 英幸
慶應義塾大学出版会 (2007/05)
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by h5y1m141 | 2007-07-21 18:38 | 読書メモ
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