刑務所はパンク寸前だけど、その実態は?

2007年3月12日 日経の夕刊記事「過密 高まるストレス」より

日本最大の府中刑務所で受刑者が一杯でパンク寸前というような記事が出てており、どれくらい一杯かというと
同刑務所の定員は2800人余。以前は2000人余だった受刑者が00年ごろから増えつづけ、今では3200人に膨れ上がった。
だそうです。

その受刑者の増加の背景として、高齢化ということが新聞記事には書かれているのですが、犯罪不安社会 誰もが「不審者」?で、このあたりの裏づけについては詳しく書かれていて、例えば、ホームレスになったようなお年寄りの方の場合、働き口がなく生活するのに十分な収入もないために、うっかりと万引きをして捕まってしまい、出所しても、やはり仕事がないために、同じようなことを繰り返してしまうそうです。

刑務所もこの状況について何もやっていないわけではなく、出所後に、きちんとした仕事に就いて社会復帰してもらうために、受刑者に作業義務を課しているそうですが、誰でも良いというものでもなく、一定の安全基準を設けて作業中の事故防止を図るそうですが、お年寄りには、この基準を超えるのが難しいそうです。

で、結果として、刑期を終えても、以前と代わりの無い状況であるために、再び犯罪に手を染めてしまい、罪を重ねるごとにだんだんと刑が重くなるということになっているそうです。

犯罪不安社会で、一カ所興味深いアンケート結果が出ているので、それを紹介すると、
日本全体で犯罪が増えていると思うかと聞いたところ、「とても増えた」と回答した者のうち、自分の住んでいる地域では3.8%だったのに対して、日本全体では49.8%であった。
とのことだったそうです。

著者の方が2006年に実施した独自の調査なので、調査方法、サンプル数などはっきりしないため、信用できるか疑問な所はあると思いますが、ただTVなどで報道されるような凶悪犯罪ばっかりで、そういう凶悪犯罪を犯した受刑者で刑務所が一杯というわけではない実情があるので、もう少し現実を見るような意識はあったほうがよいのかもしれませんね。
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by h5y1m141 | 2007-03-13 23:36
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