原子力と環境

原子力と環境は、8月中に読んでいたけど、読み終えた日付をちょっと控えるのを忘れていたのと、内容をきちんとまとめていなかったので、さっき読書メモみて思い出したのでちょっとまとめておくと、タイトルからすると、原子力は環境に良くないという趣旨かと思ったら、全く正反対の立場でした。

著者によると、石油などの化石燃料に比べても排出するCO2の量などは比較にならないほど少ないらしく、コスト的にも結構すぐれものだけど、どうしても原発関連の事故報道などでかなりネガティブなイメージが定着したのでなかなか一般的には受け入れられないというようなことが書かれていました。

※原子力発電の良い点、悪い点はWikipediaに要点がまとまっているので、興味ある方はぜひ

個人的に興味があった自然エネルギーについても触れており、

地熱
風力
太陽光

の3つが挙げられていました。

ドイツでは国土全体が強い風にさらされているという地理的特性もあって、風力発電はかなり利用されているそうで、電力供給の10%を占めているそうです。

ただ、風力発電にもやっぱり課題はあって、割と取り上げられているけど、景観を損ねるという点や、それ以外でも、風力による騒音の問題や風力という自然に頼っているために、安定した電力供給が難しいため、バックアップのための電源が必要になり、二重投資になる可能性が大きくコスト的に割にあわないそうです。

ちなみに、日本では以前日経新聞でも取り上げられた記憶があるのですが、まわりを海にかこまれているからか、波の力を利用したものが結構研究されているそうで、計算上では、幅40Kmの海岸で24万Kwのエネルギー量が得られるみたいで、これはかなりの規模の水力発電に匹敵するくらいのものらしい。

サーフィンしていたからわかるけど、結構水の力というのはものすごい力になるから、この波の力を利用するっていうのは、なるほどって思ったけど、これもやっぱり実用化にむけての課題があるらしく、エネルギーを得るための機器に貝が付くためにメンテナンス費用がかなりかかるらしいのと、自然頼みなので、安定した供給が難しいなどという点があるそうです。

昔のような生活に戻ってもよいから、環境面を重視したいというスタンスにたつか、従来とおりの利便性は放棄できないから、多少環境には目をつむって経済性を追求するスタンスにたつのかなど、人それぞれの考え方があると思うので、なかなかこういうエネルギー問題っていうのは難しいんでしょうね。

個人的には、この本を読んで、原子力発電利用のメリットというものも考えても良いのかなぁって思った。
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by h5y1m141 | 2006-09-01 22:49
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