千円札は拾うな

このエントリーでちょっと触れた千円札は拾うなだけど、他所の部署の人の机に平積みになっているのをたまたま見つけたので、よかったら貸してもらえないかと思ってお願いしたら、あっさりとOKしてもらったので、今日の電車の中&帰りにちょっとだけ寄り道して読み終えました。

タイトルにある千円札は拾うなというのは、千円札を拾おうとすると目線が下がってしまいもしかしたら、そのことで見えていないこと(もしかしたら、実は目線をおとさなかったら1万円を見つけるかもしれないし)を見過ごす可能性があるのではというようなことを著者の方はいっています。

いくつか共感できる所があって

− 四半期決算の落とし穴
− お金&時間の使い方を学ぶのが大切

というあたりかな。

四半期決算の落とし穴というのは、会社で使える年間予算を四半期毎に区切ってしまうと、どうしても短期的な利益を追求しがちになってしまい、そうすると年間1億使えたとしても、1/4づつに分けて結果として、2500万円の予算で勝負するようなことになってしまう戦略に陥ってしまい、そうすると

1億を一度に使う戦略 vs 2500万円を4回にわけて使う戦略

ということになってしまうため、どちらが大きなリターンを得られるかは明白であるというようなことが書かれていました。

作物栽培じゃないけど、土作り→種まき→育成→収穫のサイクルがあまりにも短くなりすぎると、いつかはよいモノが取れなくなるのと同様に、四半期決算だとちょっとサイクルが短すぎて、きちんとした戦略がないままに、とりあえず目の前のものを刈り取っていくという感じがしているのと、ちょっと体力勝負的な感じがするから、もうすこし長いサイクルで物事を見てもよいのではという考え方を示しているようなきがする。

※このあたりは、ブルーオーシャン戦略に書かれいた内容に通じるものがある

お金に関しては、正しい使い方というのがあるわけではないけど、上手な使い方があるということが書かれてました。

これは会社経営に限らず、自分の資産形成においても、通じるものがあると思っていて、まだ年齢が若い段階では、多少、資産運用に失敗したとしても、それほど大打撃になるわけではないから、若い段階では余裕資産の範囲で、ある程度色々な金融商品に実際に投資したほうがいいかなぁと。

ちなみに、「株に投資したほうがいいよ」といいたいわけではなく、株も含めた金融商品にはそれぞれ固有のリスクがあって、元本割れしない銀行の定期だって物価上昇率以上の利率が得られるわけではないから、今みたいに多少物価上昇懸念がある時には果たして良い選択なのかどうか考えたほうがよいわけだし、それに加えて税制面のこともきちんとしっておかないと、せっかくの儲けも税金でもっていかれる可能性も十分にあるんで、いまのうちから、自分の身近な所で、上手な使い方を学ぶのが大切だと結構感じています。

あと、時間の使い方については、自分の時間の使い方を日頃どれだけ意識していて、自分の時間を得るための出費はおしまないのが大切というようなことが書かれていて、このあたりは、結構わかるなぁって思った。

全般を通して言わんとしている内容は、世間の一般的な常識を疑ったり、固定観念から抜けだそうというような内容のことで、自分としては、なんとなくどこかで読んだようなことが多い感じだったために、すごーく目新しいことが書かれているわけではないけど、ページ数がそれほど多くはないので、普段あまり本を読まない人にはちょうど良いくらいの内容かも。
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by h5y1m141 | 2006-08-22 22:48
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