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情報自身が淘汰を起こす-ウェブ進化論より

ちょっとしばらく出張に行っていた関係で更新が滞っていたけど、ここで書いた続きの「情報自身が淘汰を引き起こす」っていうのをちょっとまとめておきます

元々は、この一説は、P.84に
組織が十数人規模ならば、組織内の全員がありとあらゆる情報を共有するイメージも湧くというものだが、それが5000人になったらどうなるのか、なかなか想像がつかない。あるとき私は、グーグルに勤める友人にそんな疑問をぶつけた。彼は即座にこう言った。「情報自身が淘汰を引き起こすんだよ」
という一説があって、さらにP.85から
とてもではないが読みきれない情報のがネット空間にオープンになっていることを、私達はよく知っている。全部読もうなどとはつゆも思わず、必要に応じて検索エンジンを使ったり、一度面白いと思ったサイトが更新されるたびに読んだり、知人・友人のサイトや誰かが薦めるサイトを「お気に入り」に入れたり、ネットで話題になっているサイトをポータルサイト(インターネットの入り口となる巨大サイト)から知ったり・・・。これって「情報自身の淘汰」そのものではないか。
という流れになっている。

Googleは、このあたりの考え方が根底にあって、それを自分達の技術力を色々と駆使して一つの例として、ページランクみたいなものをつくりあげたのかなぁと本を読みながら思いました。

ちなみに、ザ・サーチ グーグルが世界を変えたに書いてあったんだけど、(ちょっとうろ覚えだから、言葉間違っているかもしれないけど)学術論文っていうのは、世に出るまでに色々な人物の厳しい目にさらされて、それを通ったものが始めて世にでるらしく、そういう論文の中で参照されているような論文もまた価値のあるものという発想を元にして、ページランクの概念が出来上がったらしい。
by h5y1m141 | 2006-02-21 22:40 | 仕事ネタ
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