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希望格差社会を読んで

こちらで、希望格差社会 についてちょっと触れたのだけど、週末に希望格差社会を購入して、今朝やっと電車の中で読み終わった。

「リスク化」「二極化」という2つの軸が中心となっているのだが、二極化のことに関していうと、

グローバル化の影響で企業内の競争が激しくなってきており「マニュアル化された定型的な仕事に従事する人材」「企業内でコアとなる人材」という二極化が進んでいるけど、反グローバル化を唱えて、各種規制で保護するような仕組みにしてしまうと、有能な人材が、やる気を失って国から逃げてしまう可能性が高い

かといって、現状を放置したままにしておくと、現在、マニュアル化されたような仕事しかしていないような人が、将来中高年フリーターと化し、今後の行く先に展望がもてず、最悪のケースは、自暴自棄になって犯罪を犯すこともあり得る

というようなことが書かれおり、正直、暗ーい気持ちになった。

厚生労働省が若年向け雇用対策について数値目標を設定したそうだけど、職業訓練のような提供だけではなくて、訓練をしたという努力が必ず報われるという仕組みがないと、努力に努力を続けてきても、結局は何の役にも立たないというのを味わったときに、将来の見通しが立たずに、希望がなくなってしまい、働くことも、学ぶことも嫌になってしまう人(ニート)がどんどん増えてしまうと思うので、厚生労働省の方たちには、がんばって欲しいです。
by h5y1m141 | 2005-04-12 11:00
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