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鷹山とウィルコムのサービス

法人向けサービスで、NTTのN900iLをつかったサービスや、KDDIのOffice WISE、VodafoneのMobile Officeなど、通話料金が一定になるものが各キャリアから出ているけど、それぞれ下記のような欠点を抱えている。

NTT:無線を含めたネットワークの設計がしっかりしていないことに起因する音質の悪さや端末が高額である点

KDDI:初期投資が非常に高額(1000人規模向けはたしか数千万円)であり、現地調査などが必要なために導入までにある程度の時間を要する点

Vodafone:固定電話への通話は事前に登録した番号以外は通常の料金と変わらないため、会社への電話すべてが固定料金になると限らない点

これらのキャリアに対抗しているかどうかはわからないけど、下記記事を読んでいて、鷹山&ウィルコムが法人向けサービスで、色々課題はありそうだけど、やり方によっては成功するのではないかと思ってきた。
WiMAXを使った鷹山の新通信サービスの勝算(前編)
WiMAXを使った鷹山の新通信サービスの勝算(後編)
月額2200円で音声定額~ウィルコムが法人向けに

鷹山はPHS事業で構築した基地局があるので、このインフラをうまく活用しつつWiMAXをつかって無線のIP電話サービスに取り組むらしい。

ウィルコムも、鷹山同様にPHS事業の基地局を活用して、PHSの優位性(音質のよさ、低電磁波)を生かしつつ、ボックボーンのIPネットワークを強化して、高速データ通信や、端末間の通話、データ送信の定額制に乗り出した。

もちろん見たことないから推測だけど、鷹山、ウィルコムともに、従来のネットワークの構成だと、NTT網を必ず通るから、施設を使用した分のコストを負担する必要があって、端末間の通話定額がコスト面でできなかったと思われるけど、今まで設置してきた基地局をつかったIPネットワーク網を構築することでこの手の新しいサービスに取り組めるのかと思う。たぶんこの辺りのことは逆転戦略に書かれているんだろうけど、図書館で予約したのにまだ借りられないので、早く読みたいなぁー
by h5y1m141 | 2005-04-08 14:34 | 業界動向
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